日本には“大晦日に年越し蕎麦を食べる”という風習がありますね。
古い年との厄災と縁を切るという理由と長く細く長く生きていく色々な理由があり 、
「細く長くそして健康に生きていきましょう」という長寿の願いを込めて食べる、といった話を私も聞いたことがあります。
でも、”年越し蕎麦”というくらいだから年末に食べるのだろうな…?というのは理解できますが、具体的にいつ食べれば良いのか…?という事を気にしている方も多いと聞きます。
また、今年の年越し蕎麦の”具”は何にしようか…?
エビ天、かき揚げ、油揚げ…という定番から、え、こんなの乗せて食べるの!?というちょっと変わった”具”まで色々な具があるのもかけ蕎麦の面白い所。
という訳で本日は、年末のブログのネタにピッタリな年越し蕎麦についてアレコレ語っていこうと思います…♪
年越しそばはいつ食べるのは正しいのか…?
皆さんは大晦日に年越しそばを食べますか…?
この年末に食べる有名な蕎麦ですが、“食べるタイミング”を悩む人は結構居るそうなのです。
例えば大晦日に食べるのか、年が明ける直前に食べるのか、さらに直前と言っても年が明けるまでには食べてしまわないといけないのか?大晦日の朝に食べるものなのか…?と、深く考え始めると確かに気分になってきますね。
一般的にはその日の夕食を蕎麦にするという人も多いようです、私の実家が正にそれで、夜ご飯にみんなで家族みんなで集まり蕎麦を湯がいたりちょっとだけ天ぷらも買ってきてちょっと贅沢な年越し蕎麦…というような食事風景も私はよく経験がありました。
一人暮らしを始めてからは、大晦日にアルバイトで夜勤家に帰れない時などは、仕事場に”どん兵衛か緑のたぬき”を買って行ってそこでインスタントですが年越しそばを食べて年を過ごしていた…という経験もあります。
という訳で、そんな年越し蕎麦を食べる”具体的なタイミング”なのですが、結論から言うと“厳密な決まりはない”そうです。
それこそ夕飯として食べると家庭もあれば、夜食として年が切り替わる寸前に食べ終わるという方も居ますし、また少数派ですが元旦に食べる家庭もあると言われています。
別に良いみたいです、私達が好きな時に食べても(笑)
寒い冬にピッタリな意外なそばの”具”
そんな意外とフリーダムな年越し蕎麦、具も地方によって様々ですが、少し変わり種の具を1品ご紹介します。
それは“柚子”か”すだち”です♪
食べ方は大きく2種類ありまして、1つ目は“皮を入れる食べ方”で、蕎麦やうどんに柚子やすだちの皮を入れるととても香りが良くなり食欲がそそります。
ちなみに柚子のオススメの保存方法ですが、やはり生の果物なのでそのままでは日持ちしません。
そこで、もし大量に柚子を買った場合は皮を剥いておいてその皮を冷凍しておけばいつでも手軽に薬味として使うこともできます。
皮をむいた実の方は焼き魚や揚げものに絞って食べる、ジャムにする…などこちらも色々な活用法があります。
もう一つの蕎麦での食べ方ですが、“輪切りにして入れる”という方法です。
これが意外とかけ蕎麦やかけうどんに合い、美味しいです。
まず、柚子やすだちを輪切りにし、かけ蕎麦やかけうどんの上にトッピングしましょう。
枚数はゆずなら3~4枚、すだちなら5~6枚と、結構多目に乗せます。
ちなみに”お汁”ですが、普通の蕎麦のように醤油はあまり入れない方が良いようです。
“昆布とカツオのだし”で下味のスープを作っておき、塩と砂糖で味を整えます。
砂糖と塩の比率は”砂糖2に対し塩が1″という分量がオススメです。
あまり塩が多すぎると味がとんがってきますので、塩は入れすぎに注意しましょう
その上にそばを作ってゆずをトッピングという食べ方が美味しいようです
醤油は入れなくて良いのか…?という疑問が残りますが、この蕎麦を考案した方が言うには醤油だと柚子の風味が消し飛んでしまうとの事で、昆布カツオ砂糖塩だけのシンプルな味付けが良いようです。
これで柚子やすだちの香り引き立つ、美味しいお蕎麦になります♪
まとめのようなお話
年越しそばのルーツってご存知ですか…?
蕎麦という食べ物自体をさかのぼると”縄文時代”にまで至ると言われていて、この頃にはすでに蕎麦の実が栽培され、食用として扱われていました。
そして時は流れ、江戸時代に貧しくて年を越せない人たちに、お寺の僧侶が”蕎麦餅”を振る舞ったところ、その餅を食べた人たちが次の年から良い事が良く起こり、幸運に見舞われるようになった…と言う逸話があるそうです。
それ以来、大晦日には蕎麦を食べるという風習が確立されたとも言われています。
受験、就職、新規ビジネスと、新年から新たに挑戦を考えている皆さんも、年越しには縁起の良い”蕎麦”を味わってみては如何でしょうか…♪