一般的なご家庭の台所には大概置いてある“食用油”、今回はこちらのお話です。
ご家庭での”食用油”の使い方と言えば、フライパンにひいて野菜を炒めたり、天ぷらを揚げたり…という使い方がポピュラーです。
しかしそれ以外にも、実は調理の段階で“調味料”としても役立つ使い方があり、今回はそういった油の使い方、コツなどにポイントを絞ってレシピをいくつかご紹介したいと思います。
油と塩の意外な活用法
野菜を茹でる時に油を入れてみる
例えば”ほうれん草のおひたし”などの野菜類を下茹でする料理の時に、ただ水で茹でるより美味しくする方法に油が役に立ちます。
鍋でほうれん草などを茹でる時、そこに”少量の塩と油”を加えると茹でた後の色合いと味わいが良くなるそうです。
これは中華でもよく使われる調理方法で、例えば”チンゲン菜炒め”などを作る前には一度チンゲン菜を湯通ししますが、その際に塩と油を加えたお湯の中で入れるそうです。
ご飯を炊くときに時に油を入れてみる
それ以外にもご飯を炊く時にも油が美味しさに一役買います。
市販の炊飯器でご飯を炊く時に、油と塩を小さじ1杯ずつ混ぜて炊くと、ご飯つやつやになり味わいも美味しくなると言われています。
特におすすめなのは“えごま油”で これは一般的なサラダ油キャノーラ油よりも体によく、 油分がちょっと気にされる方でも比較的安心して食べられる油だと思います。
納豆にオリーブオイル
市販の、例えばイオンのスーパーなんかに売っている“タレもからし”もついていないちょっと安い納豆が売っていますが、そういう時に自宅でタレを入れる時におすすめなのが
醤油(できればめんつゆ)
オリーブオイル
からし
この三つの組み合わせがお勧めです。
オリーブオイルが良い感じに味を引き立ててご飯が進みます♪
少し話が逸れますが、納豆を美味しく混ぜる方法をご存知でしょうか?
“タレを入れる前にしっかり混ぜる”…という方法が言われています。
先にタレやからしを入れてしまうと、混ぜてもうまく粘りが出ないため、タレを入れる前に先にしっかり混ぜることが納豆を美味しく食べるポイントなのだそうです。
おにぎりに油を入れる
これはどういうことかと言いますと、おにぎりを握る時は通常手を濡らし、食塩を少量手のひらにのせ、それからご飯を握ります。
が、この時に塩と一緒に“ごま油”や”オリーブオイル”または”えごま油”といった食用油を手のひらに塗って握ってみるという方法です。
そうすることでご飯に油の美味しさが染み込み、ただ塩だけで握るよりも風味の良いおにぎりが出来上がります。
【番外編】鳥の皮のフライパン炒め
こちらは”油”ではなく”脂”の使い方です(笑)
その脂身の代表格とも言える”鶏の皮”、鶏肉の中でも独特の食感と風味で好き嫌いが分かれる部位ですが、お好きな方におすすめの食べ方を1点ご紹介します。
“醤油でフライパンで焼く”というシンプルな方法です。
温めたフライパンに鳥の皮をそのまま乗せ醤油で味をつけながらカリカリに焼いていきますこの時皮が縮みやすいので箸でうまいこと伸ばしながら全体にうまく焦げ目がつくように焼きましょう。
ちなみに醤油だけでも食べられますが、更にみりん、オイスターソースも入れて焼くと”焼き鳥風味”を味わえます。
まとめ
この様に”食用油”の役割というのは、鍋やフライパンを焦げ付かないようにさせるためだけではありません。
こうして普段の料理に少し加えることで風味や味わいが良くなり、更に”食欲をそそる”という効果もあります。
そもそも動物というのは”カロリー”を本能的に摂取するという”食への本能”があるようで、食べて美味しい物、食欲が進む物には大概”油や砂糖”が使われています。
例えばコーラ、ハンバーガー、フライドポテトなど、
人間が味覚的に旨みを感じ、もっと食べたくなるという料理には大概”砂糖と油”が多目に入っています。
勿論これらは摂りすぎは身体には良くないのですが、ほんの少し調味料程度に加えることで、いつも作る料理を一味美味しくさせるという”隠し味”には十分使えると思います。
さらに最近では”オリーブオイル”や”ごま油”といった、普通のサラダ油に比べてヘルシーな油も近所のスーパーで普通に出回っていますの
で、そういったものを利用して、普段の料理を一回り美味しくさせるのも良いかもしれませんね♪