様々な事情で家事代行サービスなどから家政婦を雇いたいと考えているが、初めてで抵抗がある、不安や悩みがある、今回はそういう意見をまとめた相談に対する回答をまとめてお話ししたいと思います。
サボっているように思われるのではという不安
例えば子供の頃からの家庭環境で家政婦を雇うような価値観、文化がなかった。
また現在の共に暮らしているパートナーが、家政婦に対して抵抗を示していたり、などの理由で「本当は家政婦を雇いたい、けれど何だか自分がサボっているのではと考えてしまう」という不安がある場合ですが、そういう時にはこれから紹介する”2つの理由”を動機にしてみましょう。
1つは“ちょっとしたご褒美”という考え方です。
いつも仕事や家事に時間を使っていてたまには自分の時間が欲しい、そういった自分を休ませる目的で月に一回でもいいので”ご褒美”として家政婦を利用してみるのもいいと思います。
もう1つはプロの仕事を間近で見て、今後の“自分自信のスキルアップ”という風に考えてみます。
そうすることで、自分は身体を休めながら、家に来てもらった家政婦が家事をやっている様子を見てプロのやり方を勉強し、「これを真似すると効率良さそうだな」というところはどんどん吸収していきましょう。
と、この様に初めてで不安がある人は前向きな理由を付けて家政婦を雇ってみるのもアリだと思います。
家事より子供の面倒を見ていて欲しい
家政婦に家で行ってもらう仕事と言えば”掃除、料理、洗濯”といったものがメインですが、それ以外にも“子供の面倒を見てくれる人が欲しい”とお悩みの方もいると思います。
そういう場合は、”ライフサービス”など、家事代行業者によっては子供の面倒を見てくれる”ベビー・キッズシッター”というサービスもあります。
例えば近いうちに急な外出の用事ができた、けれどまだ目を離すにはちょっと危ない年頃の子供がいるため、代わりに見ていてくれる人が欲しいといった時に利用するといいと思います。
とはいうものの大事な我が子を家を留守にして預けるのですから、どんな人が手伝いに来て来るのか?という点も 心配があると思います。
大概の業者は”ベビー・キッズシッター”で派遣させるスタッフには、例えば保育士の資格を持っていたり、実際に子育ての経験がある方など、そういう実績のある人を担当として任せるようです。
それ以外にもベビー・キッズシッターに関して、事前に聞いておきたいことがある場合は、実際に業者に問い合わせると、サービス内容やスタッフの詳細も親切に教え貰えるでしょう。
それでも、まだまだ日本では自分が面倒を見るのが一般的と考えられている子供の面倒を、よその人に預けるということに対して後ろめたさを感じる事もあるかもしれません。
しかし考え方を変えると、これは子供自身の(少し早いですが)社会勉強の一環でもあり、例えば親以外の、初めて出会う大人と家で二人過ごし、親が帰ってくるまでの数時間”留守番”を経験する。
そうすることで、両親ではなかなか教えられない他人との価値観の共有や協調性等を、我が子に経験させるチャンスにもなります。
セキュリティやプライバシーの不安なら個人より業者に
他にもプライバシーやセキュリティ面では大丈夫だろうか、なんて不安もあったりします。
そういう場合には”個人”で家政婦を雇うより”家事代行サービス”などの業者から家政婦を依頼するのがおすすめです。
そのスタッフが業者に雇われる際に”個人情報保護法”に関すること、そしてお客様の家に上がり家事などの作業をする上での守らなければいけない社会人としてのマナーといったものもちゃんと研修で教え込みそれらをクリアし問題ないスタッフを派遣している業者がほとんどだからです。
ただし、だからといって利用する側が全てを無防備にしておけば良いということでもなく、本当に家族以外の人に触れられたくない物がある場合は、鍵をかけられるような収納や部屋などに片付け、自分自身でも防犯やプライバシーの管理をしておくことも大事です。
“何でも自分でやらなきゃ”はNG
今回いくつかご紹介したように、初めて家政婦を依頼しようか検討中の方の中には、様々な不明点からの不安、更に家事を他人に任せるという後ろめたさ等があるようですが、何でも自分で背負い込み一人でやるという考え方は、本当に辛いことだと思います。
例えば会社や職場の仕事だって同じです。
まず営業が仕事を取ってきて、担当の部長や主任へ案件を説明し、さらにその作業を部署内の社員に割り振りし、出来た仕事のデータ等はまた違う部署や業者へお願いし、次の作業工程へ…という具合に、どんな仕事も1人で完結して終わらせるという事はほとんど無いと思います。
それと同じで、それこそ家政婦を自分の仕事の部下だという感覚で、たまには家の仕事を家政婦に任せ、自分が本当にやりたかったことに時間を作ってみるのも、体や心のために必要なことだと思います。