皆さんは、今日本が“ブランド米の戦国時代”と呼ばれているのをご存知でしょうか…?
例えば、一昔前だとブランド米と言えばササニシキ、コシヒカリ、あきたこまちと新潟など東北をメインに限られた地域のお米が主流だったのですが、最近では九州や北海道といった日本各地で品種改良が競うように行われ、どこの地域でも美味しいブランド米が出回っているそうです。
特に最近では熊本など、九州の方でもお米の品評会で賞を取るほどの美味しい地元のお米が有名になり、それまで”一応”お米を作っていたけれどそれほどブランド化されていなかった…、という品種がこぞって味わいも良くなりブランド化され、全国で有名になっています。
まさに”ブランド米の戦国時代”といった感じで、近所のスーパーでもひしめき合うように各メーカーのお米が味を競い合い販売されている光景をよく目にします。
そこで今回は、そんなお米が美味しい今この頃にふさわしい“お米を使った料理”をいくつかご紹介したいと思います!!
簡単すぎる!?鮭の”炊き込み風”ご飯
こちらは“炊き込みご飯”と呼ぶのもおこがましいほど簡単で、なおかつとても美味しいメニューを1品ご紹介します。
用意するものは
米
昆布茶
鮭の切り身(生)
ゴマ
大葉
…です。
- まずご飯を炊きますがこの時、ただ水で炊くよりはお好みで”昆布茶”を少し入れてあげると味わいが良くなります。
- もし昆布茶がなければ”昆布を1枚”入れておいても構いませんし、市販の”粉状の昆布だし”でもOKです。
- そしてご飯が炊き終わったらそこに、解凍しておいた”鮭の切り身”を入れます。
ご飯3合に対し鮭の切り身2切れが目安です。 - すぐに電気釜の蓋を閉めます。
そうすると炊きたてご飯の熱気で鮭の切り身に程よく火が通ります。 - 10分ほど蓋を閉めておいたら蓋を開け、ご飯と鮭をかき混ぜます。
- 最後に”ゴマと刻んでおいた大葉”をふりかけたら出来上がりです。
そのまま食卓で食べてもいいですし、”おにぎり”にして食べてもとても絶品な”炊き込みご飯風”の鮭ご飯です。
鮭を火を通したり調理しなくていいという手間が省けますが、”骨”は気をつけてください。
切り身をご飯に入れる前に骨がないかだけ十分チェックしてから入れるようにしましょう。
赤飯や豆ご飯を美味しく炊くときのコツ
一般的に”赤飯”や”グリンピースなどの豆ご飯”と言うとなんとなく”普通の炊き込みご飯”に比べて味気ないかな…?というイメージがありますが、実は”炊き方”にコツがあるのです。
用意するものは
炊飯器
鍋
米
そして炊く予定の”豆”です。
まず豆をしっかり茹でましょう。
そして茹で終わった豆を別に取っておいて、その“煮汁”を使ってご飯を炊くのです。
そして炊きあがったご飯に、先ほどの豆を一緒に入れてしばらく放置します。
そうすることでより豆の味わいが米に染み込み、最初から豆と生米を炊飯器に入れて炊くよりも味わいが良くなるのだそうです。
さらにお赤飯にかける”ごま塩”ですが、こちらも市販の買ってきてごま塩も悪くは無いのですが、ある”ひと手間”を加えることでちょっとお赤飯が美味しくなる方法があります。
用意するものは
黒ごま
塩
そして“水”です。
フライパンにゴマ塩を入れ、そこに水を入れます。
水の分量は、ごまと塩2に対し水を6入れます。
そしてフライパンでゆっくりかき混ぜるように水分を飛ばすと、”塩化ナトリウム”である塩が水に溶け、それが水分の蒸発に伴い表面に付着し”コーティング”された状態になります。
そうすることでゴマの粒と塩の粒と別れたものをお赤飯にかけるより、こちらの方が”ごま塩”の味わいがとても良く引き立つと言われています。
“ひと手間加える”ことで味わいが良くなるというのは、どんな料理でも共通のようですね。
ちらし寿司を”そんなに高くない具材”で美味しくする方法
ちらし寿司の具にも様々あり、専門の寿司屋に行けば、いくらやマグロと本格的な具材がのった海鮮のものから、スーパーのお惣菜コーナーで売っている錦糸卵が乗った一般的なものなどいろいろありますが、ご家庭で”そんなに高くない具材”を使っておいしくちらし寿司を作るレシピを一点ご紹介します。
用意するものは
炊いたご飯
すし酢
カニカマ
ごま
エンドウ豆
玉子
海苔
です。
特に重大なポイントは“寿司酢をちゃんと使う”ことです。
一般的な”お酢”と違って、寿司酢なら”砂糖や煮昆布だし”といた、寿司をおいしくするための味付けが最初からされているので、専門のお寿司屋さんじゃなくても安定して美味しい酢飯を作ることができるのです。
そしてもう一つのポイントが”胡麻と海苔”を多めに使うことです。
それ以外は一般的なクックパッドなどに載っている”ちらし寿司”の作り方と手順のような感じでOKです 。
卵も、市販の最初から出来ている”パック入りの錦糸卵”でも悪くはないのですが、自分の家で砂糖や塩を入れて卵焼きを作り、細切りにした錦糸卵の方がボリュームがあって美味しいです。
この様に、カニカマ、ごま、のりと、近所のスーパーで売っているような食材があれば、そんなに伊勢海老だのトロだのと高級な食材を使わなくてもご家庭で美味しい”ちらし寿司”を作ることができます♪
ひつまぶしの締めに”ほうじ茶漬け”
“ひつまぶし”を食べるとき、最後にだし汁で”お茶漬け”っぽくして食べるというのは有名ですが、もしだし汁がない時には“ほうじ茶”をかけて食べてもとても美味しいのです。
しかもひつまぶし用のだし汁に比べて、ほうじ茶の方が比較的手に入りやすいと思いますので、もしご家庭でひつまぶしを食べるときにはほうじ茶を用意しておけば食事中のお茶代わりにもなり、最後は締めとして美味しいお茶漬けも楽しめると一石二鳥ですので、ぜひ試してみてください。