前回よりご家庭で子供と一緒に掃除を行うお話をしていますのでその続きです…。
やる気を応援するグッズを作ってみる
お手伝いグッズを作ってみるのもいいかもしれません。
こういう物が1つあるだけでも子供のやる気が違ってきます♪
また普段から片付けるのが面倒で散らかしが多い子供の場合には、やる気をくすぐるアイテムとして、専用のとりあえず片付けボックスというものを作ってあげるといいかもしれません。
これは一般的にあるダンボールぐらいの大きさの箱をおしゃれに仕上げてあげて 、すぐに片付けられない時にはこの何でも入る箱に入れておくといいよ、と教えてあげるととりあえずそこに片付けるかもしれません。
他にも、お手伝いをしたこと自体に目に見える成果を表すアイテムもオススメです。
用意するものは100円ショップなどに売っている小さなカレンダーとデコレーションできるようなシール です。
まずカレンダーを「お手伝いカレンダー」といった感じで名前を付け子供に渡します。
そして子供が掃除をお手伝いしてくれた日にはこのカレンダーにシールで印をつけ、こうする事で家の掃除を手伝う日が増えるほどこのシールは増えて行き、ここ家の手伝いを頑張った証でもあるシールが少しづつ溜まっていくことで子供にとっては達成感になり、自信にも繋がると思います。
または30マスくらいのシンプルなすごろくのようなものを紙に書いておき、そこに1枚ずつシールを貼り、そしてゴールを目指して掃除を頑張っていこうというやり方もオススメです。
これは海外の児童カウンセラーが実際に行っている方法でもあり、あちらではカレンダーの代わりに大きめの空のビンをまず子供に渡します。
そしてお手伝いを頑張ったり、兄弟とちゃんと仲良くしたり等、お利口さんだった日にはビー玉を1個入れてあげます。
子供はそのたまってゆくビー玉のビンをとても大事にし、上で挙げたカレンダーのシールのようにやがて精神的な自信へと繋がってゆくそうです。
但しここで注意点があり、今日は子供が言うことを聞かなかった、悪い子だった…という日も人間ですので当然あると思います。
けれどそんな日に、親であるあなたがどんなに腹が立っても、決して今日まで貯めてきたシールやビー玉を取り上げてはいけません。
これまでの子供の実績と、今日やってしまったミスは全く別の話ですし、もしこれをやってしまうと子供に心の底から大きなダメージを与えてしまいます。
…と、少し話は逸れてしまいましたが、こういったやる気を出せそうなアイテムで子供と一緒に掃除をしてみるのもオススメです♪
子供のやる気を無くさせないようにするには
子供に掃除を任せるときに大事なのは、正確に親の言うとおりにやらせる事ではなく、それよりも楽しくやらせることだと思います。
例えば床を掃除にするにしろ、お風呂の掃除を任せにしろ、長年経験している親御さんに比べると、どうしても掃除のクオリティが下がるのはこれは仕方のないことだと思います。
そこ毎回ダメ出しをしたり、やり直しをさせたりという行為は実は子供のやる掃除をするやる気をなくさせてしまいます。
例えばこれが掃除のアルバイトだったとします、どんな作業もそうですが、せっかく今日1日頑張って作業終わらせたのに、職場の上司や先輩から毎回チクチクとダメ出しをくらい、更にやり直しを命じられる…、どんなに努力をしても認めてもらええず周りには否定から入る大人ばかり…。
そんな状況でどれだけの人がこれからもこの職場で頑張っていこう、なんて思うでしょうか…?それと同じことなのです。
掃除にしろ勉強にしろ、親であるあなたが子供にあまりに完璧に求めすぎると子供は精神的にストレスに感じてしまい、もう頑張りたくなくなってしまうのです…。
なのでもし、あなたにとって100点満点の掃除を子供が出来なかったとしても、「ありがとう、お母さんうれしいよ」と努力したことを褒めてあげる方が大事だと思います。