日本の専業主婦の家事を自給で換算すると「1639円」が妥当だと言われています。
そこで本日は、実際の主婦層が求める家事の負担削減のための案と、それをなかなか理解してもらえないご家庭の現状でのギャップをお話して行こうと思います…。
毎日やらないと解って貰えない家事の大変さ
家事って、実際に毎日やっている人じゃないとなかなかその大変さが解らないんですよね…。
特に、共働きでパートナーの片方がほぼ全ての家事、さらに小さい子供が居て育児まで…となると、
一日の家事の時間が足りない!!
という声まで上がっています。
この声は専業主婦より上に挙げたような共働きのご家庭の方が3倍近い量が述べているそうです。
たしかに自分の通いの仕事をこなしながら家に帰ったら家事に育児に、なんて想像しただけでも衰弱しそうです。
こんな時は”家事代行サービスを”利用しましょう!!
…と言いたい所なのですが、まだまだ日本のご家庭は海外に比べ「家政婦を雇う=手抜きしている」というネガティブな考えが根強く残っているのが現状、家事に追われている方々もその後ろめたさや家事の大変さを知らないパートナーからの反対により、なかなか家政婦やお手伝いさんを利用できない…という現状に苦しんでいるそうなのです。
主婦が求める家事の労力ストレス削減法
では家事代行サービスを利用する以外の解決方法として挙げられる方法ですが、失際に主婦層が求めている要望でいくつかあります。
例えば“夫にも家事に参加してもらう”
これは専業主婦の8割近くが求めている要望でもあります。
そしてもう一つが今回のタイトルにもなっている“時給換算で賃金を欲しい”という意見です。
こちらは様々なデータや統計で計算した結果、家事の時給は平均1,639円が妥当だと言われています
しかしこの意見はこの意見で、外で働いているパートナーから「外で稼いでいるのは自分だ、専業主婦なのだから稼いでいないしお金をもらうなんておかしいだろ」
という身も蓋もない反論でなかなか実現できないご家庭がまだまだ存在する…という状況だったりもします。
まったく、誰のおかげで今日も綺麗な部屋と服が用意され、食べ終わった食器がいつも間にやら片付いて明日には綺麗に洗って食器棚に片付いていると思っているのやら…。
それ以外の方法だと、もっと便利な家電品、いわゆる“スマート家電”を家庭内に導入したいという意見もあります。
こちらはアメリカなど海外の家庭では一般的に行われている方法で、自動で掃除してくれるルンバのような掃除機や 、同じく自動で洗い物をしてくれる食洗機といった物が海外では日本の家庭の倍以上普及しているそうです。
このように家事にもっとロボットや便利な機械類を導入したいと言う意見もまた日本の主婦層が望むことだということが明確になっています。
日本という国は、駅前の大型電気店には上に挙げた様な便利な”スマート家電品”があれだけ沢山並んでいるのに、家事に対する価値観だけはいまだにアナログな”家事後進国”と言わざるを得ない現状だと思います。
稼いでいる方が”偉い”という誤解
ところが、家事の苦労をご存じない旦那さま方の中にはルンバの様な自動掃除機や食洗機を「買わなくていい」と反対するご家庭があるそうです。
その理由が更に驚きで、
「だって、家にもう食洗機が1台”居る”から…。」
…だそうです。
とんでもない認識です。
こちらは某サイトの掲示板で見た書き込みなので、本当にこんな酷い発言をした人物が居るかどうかまでは特定は出来ませんが、もし本当ならこのご家庭では「主婦=家電品」という、人権って何なのよ!?と思わず激怒したくなる様な事実だと思います…。
日本を海外のように家事の負担を削減させる分かと価値観を普及させるには、もう少し時間と理解が必要なご様子ですね。
そもそも専業主婦と夫の間でこういうフラストレーションが起きる事がある原因は、「稼いでいる方が立場が上」という古い考え方が根強く残っている事も原因として挙げられるのではないでしょうか?
たしかに、自分ひとりでパートナーや子供の分まで仕事等で生活費を稼いでいる事は、今のご時世ではなかなかすごい事です、そこまでの収入に行きつくのにも並々ならぬ努力等の背景があったと思います。
しかし、「だからパートナーより自分が上なのだ」という認識は間違っているのです。
これは野球のチームで言うと、バッターは点を稼ぐから打つのが得意な選手は投げたり守ったりする選手より立場が上だ…と言っている事と同じなのです。
攻めて点を稼ぐ人、守って点を取られるのを防ぐ人。
どちらも居ないと”チーム”として成り立ちません。
専業主婦と夫の家庭環境はこれと同じことなのです。
どうしても稼ぐ方が上なのだという根拠のない風潮のせいで、日本の専業主婦はまだまだその日々の苦労が理解してもらえない…早くこんな状況を改善してゆく事が後々メリットも多いのではないかと考えています。