家で子供に手伝いをさせている家庭も多いと思います。
炊事、片付け、お使い、そしてもう一つ家の中の掃除なんかも簡単なものから任せていく、こうして適度に家の事を子供と協力して行うのも子供たちへの大事な社会勉強だと思います。
ただし、無理やり押し付けたり、感情的に叱りつけてやらせるのは当然良くありません。
子供と一緒に長く掃除を続けていくためには、まず楽しくやることそこがポイントですね。
そこで今回は、子供でもできる簡単な掃除の仕方、任せ方など、そういった内容でお話ししたいと思います♪
どんなことから手伝ってもらうのが良いのか
掃除の種類は数あれど、動作の基本は掃く、拭く、こする、ゴミを取る、主にこの4つ。
例えばフローリングなどの床掃除、これは市販のクイックルワイパーなどのお掃除シートを渡し、子供だけでシートの取り付けが難しい場合はそこまでは親がやってあげて、その後の掃除は子供に任せる。
この時に、床の埃や塵を見ながら部屋の端っこから順番にやっていくというように説明をし、実際にやってもらうという方法がいいと思います。
他にもベランダや家の外などを履く場合には、落ち葉やゴミ等を一箇所に集め、最後につきとりでかき集める…と、小学校くらいのお子さんなら学校の掃除時間に経験しているので、恐らくおおまかな流れは理解していると思います。
他にもテレビ等のモニターの埃を拭く掃除、これも市販のハンディモップなどを渡し、左端から右端までほこりを取り、画面をピカピカにするというのが目的だということ説明しやってもらいましょう。
このように大人の私たちもなんとなく覚えていますが、学校の掃除時間に経験をしている掃除の手順ぐらいならおそらく 子供にも任せてもやり方が大体分かると思いますので、 そういう掃除から始めてみるといいかもしれませんね。
少し大きい子にはお風呂掃除なんかも手伝ってもらいましょう。
浴槽内部の掃除ですが、転倒防止のためになるべく浴槽の中で擦り洗いをさせます。
その後は洗面器やお風呂の椅子、最後に床もデッキブラシ等で磨きます。
最初のうちは毎日は大変なので、週に1回くらいから始めさせるほうが良いと思います。
また、脱衣所が洗面所と兼ねている間取りの場合はタオル交換なども任せてみるといいかもしれません。自分でタオルを選ぶという行為も家事を手伝うモチベーションに繋がります。
もしペットを飼っているご家庭なら、ペットのトイレ掃除も任せてみましょう。
特に、子供の方から「飼いたい」と言い出したペットならなおさらです。
子供にとってペットも大事な家族の一員、生き物の面倒を見る以上トイレの世話は欠かせませんからね…。
そして自分の部屋の掃除も、ある程度大きくなった子供には自分でやるように勧めてみましょう。
小学校の頃ならまだしも中学生くらいになってくると、男の子も女の子も部屋のどこかに親には内緒な自分だけの秘密の世界やアイテムを隠しているものです(笑)
親御さんが勝手に部屋に入るより、いずれ訪れる一人暮らしにそなえて部屋の清潔さと管理を意識させるのもいいかもしれませんね。
ちなみに掃除のポイントとして、カーペットのごみ取り(コロコロテープ)、掃除機、布団干し、ごみの日の前日には部屋のごみ箱のゴミを指定のごみ袋へ入れる、あたりなどの基本的な事でいいと思います。
掃除の一環としてゴミ捨てのやり方を教えてあげるのもいいかもしれません
一般的に家庭内で出るゴミは紙ごみ、ビンカン、後はビニール類、後はたまに金属類の燃えないゴミなど、このあたりだと思います。
これらのゴミを地域でのゴミの分別方法に則って仕分け方を教えてあげ、最初のうちは一緒にゴミ出しを、そして本人が慣れてきたら車に気をつけることを伝え、近場のゴミ捨て場までゴミを持って行ってもらう…という方法もいいと思います。
またゴミを束ねる際には、大きな紙箱などの膨らんだゴミは小さくしたり、お刺身や生肉のトレイなど近所のスーパーで リサイクル、回収しているものは別に分別するという方法も教えましょう。
片付けをお願いする時の テクニック
汚れた時に掃除をやってもらうことも一つの方法ですが、普段から散らかった時に片付けをする癖をつけさせる、という方法もいいと思います。
そもそも大掃除の一番初めにやる作業とも言えるのが片付けなので、普段散らかっているもの放置されている家の物を元の場所に戻す、ということから始めて掃除を行うのが良いでしょう。
こう時も決してきつい言い方をするのではなく、例えば読み終わった本や漫画などが部屋に放置されていたら掃除をする時の最初の手順として、本やおもちゃなど片付けるところから始めるということを優しく説明してあげましょう。
それでも子供がやる気が出無いときは、まあ…気長に様子を見ましょう。
このままじゃこの子は将来ずっと掃除も片付けもしないのでは…とご心配の親御さん、大丈夫です。
今は掃除も片付けも全然やらなくても、やがてお子さんが大人になり、就職やバイトなりするようになれば、職場の先輩や上司からうるさく言われ大概片付けや掃除の仕方も叩き込まれますので(笑)
少し話逸れましたが、子供が片付けをやりやすい環境にしてあげる事も大事で、親御さんであるあなたが普段から家の収納スペースを分類ごとに分けておいたり、「この道具はこの場所に片付ける」ということを事前にちゃんと決めておくことが大事です。
親が片付ける場所がわからない、掃除の仕方がわからいないものは、子供にだって当然分からないですからね…。
※このお話は次回に続きます…。