中国には“医食同源”という言葉があり、普段の食生活はその後の人生の健康にもつながっていく…と、ものすごくざっくり言うとこういう意味なのだそうです。
もちろん日本人の食生活も同じで、特に仕事で忙しく疲れやすい現代社会人、そんな時にしっかりスタミナををつけておくというのは大事なことだと思います。
そこで今回は食事の栄養の中でも特に“スタミナ”、こちらに重点的にスポットを当て、手軽に作れるレシピを何点かご紹介したいと思います。
肉の部位で一番栄養が高いのは
ロース、カルビ、ホルモン、ハラミ、ヒレと一頭の牛や豚からも様々な部位の肉を取れるわけですが、最も栄養価が高いの部位はヒレだと言われています。
ヒレもいいお肉になってくると、油身がしっかり詰まっていますし味わいも良く、その上で栄養価も高くなると良いことずくめだと思います。
もしご家庭で食べ盛り育ち盛りのお子様が居る時に今日はとんかつにしようという時にはお子さんの栄養バランスを考えヒレカツにしてあげる、という方法も良いかもしれませんね。
“山芋”をすりおろす時いつもより美味しくするコツ
朝の定番といえば味噌汁と納豆、そして白いご飯に卵、あと場合によっては”とろろ”なんかついてるとごきげんな朝食ですね♪
そんな”とろろ”ですが、皆さんご存知の通り山芋をすり鉢などですりおろし熱々のご飯等にかけていただく…というのが基本のパターンですが、このすりおろした山芋に”ダシ”いわゆる下味をつける方法があります。
それは朝一緒に作る”味噌汁の上澄み”をほんの少し混ぜてあげるという方法で、これは決して私が思いついたのではなく”古くからある食習慣の知恵”なのだそうです。
味噌汁の中の”塩分とだし”が山芋と混ざり合い、ただ擦りおろしただけよりも味わいが良くなるという合理的なテクニックで、丁度朝ごはんに味噌汁を作ると思いますので、その時に一緒に試してみるといいかもしれませんね。
“山芋”で簡単スタミナ味噌汁
フルタイムで毎週働いていると、週の初めの頃はまだいいですが木曜金曜等の週末になってくると、今日は体がキツいな…疲れが取れないな…と寝るだけでは疲労が取れなかったりすることもありますね。
そういう時にスタミナ補給出来る朝ご飯のメニューなのですが、味噌汁に山芋をすりおろして入れるという食べ方がオススメです。
簡単にレシピだけ紹介すると、用意するものは
味噌
ネギ
山椒
そして山芋です。
- まず山芋をすりおろします、量は味噌汁のお椀の中に1/3程度でOKです。
- そして味噌汁を作るのですが、この時におすすめの具はネギと山椒、あとはお好みで油揚げでもなんでもかまいません、お好きな具を入れてください。
- そしてあらかじめ山芋をすったお椀にみそ汁を入れるとすりおろしたとろろが溶け出して浮かんで来るのでそうすると出来上がりです。
そもそも味噌(大豆)と山芋というのは、はるか昔リポビタンDやQPコーワゴールド等のビタミン剤が開発されていない江戸時代の頃から庶民のスタミナ食として愛されていた食材です。
この二つを組み合わせることで、今日1日を元気に乗り切れるエネルギーを朝の一杯の味噌汁で補給できるという寸法なのです。
昔の旅人は味噌汁や山芋を食べて体力を付け、車も飛行機もない日本を縦断していたとも言われています。
ズッキーニのにんにくソテー
スタミナ食品の定番“にんにく”の効いた変わり種野菜炒めを…♪
最近ではロマネスコやズッキーニと言った、日本ではあまり見かけなかった野菜も頻繁に見かけるようになりました。
しかしいざ食べ方や調理法は…?と聞かれると、初めて調理する食材が相手で、更にあまり料理をしない方だとかなり悩んでしまうことが多いのでは…?と思います。
ということでそんな最近よく見かけるようになった野菜の一つ、ズッキーニの美味しい炒め物のレシピをご紹介します♪
用意するものは
ズッキーニ
玉ねぎ
にんにく
塩
コショウ
白ワイン
です。
- まず玉ねぎとズッキーニを、一口大に野菜炒めで食べられるぐらいの大きさに切ります。
- そしてフライパンにみじん切りにしたにんにくを入れ、次に玉ねぎを入れ、香りが出てきたら最後にズッキーニを入れてしっかり炒めます。
- ある程度火が通ってきたらお好みで白ワインを入れて軽くフランベすると、出来上がりの味わいが更に良くなります。
- 仕上げに塩、コショウで味を整えれば完成です。
にんにくのスパイシーな風味がクセになる美味しいズッキーニの炒め物が出来上がります。
明日人と会う予定が…という方は、もちろんお好みでニンニクなしでも作ることもできますでご安心を♪
美味しい”餃子”の作り方
“餃子”というものは中華料理店などで食べるか、スーパーなどで冷凍のものを買ってきて家で焼いて食べる、という方法が一般的ですが、少し料理にこだわりのある方は皮やひき肉を買ってきて家庭で作っているという方もいると思います。
今回はそういう方達を見習って、 1から自分で餃子作る方法を1品ご紹介します、 ただし”お手軽”に♪
用意するものは
餃子の皮
豚のひき肉
白菜の漬物
醤油
オイスターソース
ごま油
コショウ
水
です。
- まず白菜の漬物をみじん切りにしてよく水気をしぼり取ります。
- 次に豚のひき肉に下味をつけます、醤油、オイスターソース、ごま油、コショウ、そして水を 小さじ2杯ほど混ぜ合わせます。
- 後は刻んだ白菜の漬物と味付けをしたひき肉を一対一の割合で混ぜ合わせ、餃子の皮で包み、後は蒸す、焼く、揚げる、水餃子とお好きなように調理すれば出来上がりです。
ひき肉に味付けをする時に水を少量混ぜるのには意味があり、ただ醤油などの味付けをするだけでなく、 水を混ぜ合わせひき肉を水太りさせておくことで調理する時に中から肉汁が溢れ出る美味しい餃子になるのだそうです。
また 日本の餃子で定番のにんにく餃子を食べたいという方は 白菜漬けとひき肉を混ぜ合わせる時に一緒に”ニンニク”を混ぜてあげればにんにく餃子になります。
ちなみに食べる時の餃子のタレにもおすすめな方法があり、市販の餃子のタレも決して悪くはないのですが、それ以外にも”寿司酢とブラックペッパー”を混ぜ合わせたものをタレにしてつけて食べるとさっぱりしておいしいです♪