家庭料理のメリットは、外食に比べて値段が安いだけでなく、油や糖分、そして塩分を自分で調整して控えられる、
つまり健康なものを作って食べられるという点が考えられます。
やはり外食中心の生活よりも、家庭料理で減塩などを考えた健康な食事を続けていく事が将来の自分への身体へも理想的だと思います。
そんな家庭料理には”減塩の方法”にもいくつかありまして、今回は塩の量を減らしながらも美味しい、そして楽しい食事を続けられる。
そういったアイデアを過去にテレビ番組等でも紹介された情報を元に数点ご紹介したいと思います。
食卓に塩を置く
まず1つめのアイデアですが、食卓のテーブルに食卓に塩を置きましょう。
…だからなんなのよ?と思いますが、これにはちゃんとした心理効果があります。
人は視覚的に目の前に塩辛いものが置いてあったりすると脳が錯覚し口の中に塩分を入れたような気分になるそうです。
これは梅干しやレモンなどを想像すると食べていないのに酸っぱくなって唾液が湧いて来る事と同じ心理効果だと考えられています。
他にも、もしパートナーや家族に食べさせる場合は「今日は塩を多めに降ったよ」と事前に嘘をついておくと騙されるそうです。
少し大げさな言い方をすると病院から貰う薬には、実際には薬効成分が無いけれど飲む事で脳が「治るぞ」と解釈して回復につながる…いわゆる”プラシーボ効果”という目的の薬も存在する、という話を聞いた事があります。
それの応用ですね。
かつおだしを使ってみる
かつおだしには”ヒスチジン”という成分が入っていて、これが食べた時の塩味を強める効果があるそうです。
なのでかつおだしを使用するだけで普段より少なめの塩で十分味を感じられて”減塩効果”になるというアイデアです。
但し、かつお味なだけにこの方法は和食がメインにはなりますが、かつおだし自体は削り節なので、スーパー等でも比較的手に入りやすいのでお手軽なだしの素だと思います。
ちなみに昆布はヒスチジンがあまり入っていないので効果が弱いそうです。
塩の代わり味噌で味付けしてみる
味噌も和食でよく使われる塩辛い味がする調味料ですが、その中に含まれている成分には、体内に入った塩分による血圧を上りやすい効果を下げる成分が入っているそうです。
もちろん摂取した塩分を全て体外に出す、というわけではないのですがそれでも普通の食塩から取るよりも多少はこういった理由で健康面に有利なようです。
実際、日本人は普段から和食を食べている。つまり塩味や醤油味がベースとなっている食事を日々取っているにも関わらず、世界でも血圧はそんなに高くない人種だと言われています。
それを手助けしているのがミソではないかという考えもあるのです。
1品だけ塩気が全くない野菜料理を入れておく
生野菜でも火を通した物でも良いのですが、1品だけ塩気が全くない野菜料理を入れ、それ以外の料理は普段通りの味付け、塩加減でOKです。
こうして1皿だけ塩味がほとんど無い野菜料理を入れておく事でそれを箸休め程度に食べる事で味覚が敏感に戻り、他の料理の塩味がしっかり感じられるようになるそうです。
これは料理全体を減塩するというやり方ではなく、1品だけ塩を入れないという方法です。
なので調理に当たっても特別なコストもかかりませんし、日々の食生活で必然的に野菜を食べられますので、是非試してみる価値があると思います。
そういえば漫画で”グラップラー刃牙”という作品がありますが、主人公が山盛りの千切りャベツに何も味付けをしていないものを朝食に一品加えて食べているシーンがあったのを覚えています。
もしかするとこういう理由があったのかもしれませんね♪
汁物でおすすめ減塩スープ
これは野菜と、上に挙げた”かつおだし”を使うことで塩分を少なめにし、なおかつ美味しく食べられるという工夫がされたスープです。
そのレシピをご紹介します…。
作り方 (2人分)
- 鰹節 1パック
- 塩 2g
- お湯 300ml
- キャベツ(細かく刻んで食べやすくしたもの) 100g
- 鶏肉(サラダチキンなど) 適量
1・まずキャベツを電子レンジで温めます。
2・次にお湯を小鍋か沸かしポットで温め、削り節と塩を入れて湯を注ぎ、ダシが出るまでしばらく置いておきます。
3・スープ用のカップを用意し、温めたキャベツと鶏肉を1口大にちぎってカップに入れておきます。
4・先程お湯を注いで味をなじませておいたものを、カップに注ぎます。
これで完成です。
味はシンプルですがどこかほっとする、これから寒くなる季節にはちょうどいい1品のスープだと思います。
是非お試しください♪
ちなみにご自身で健康的な家庭料理を作る以外に、家事代行業者に自宅の炊事を任せる、というやり方をしている方も居ます。
https://www.l-service.jp/service/housekeeping/cook/
仕事で忙しくてなかなか料理する暇が…という方にオススメのサービスとなっています