夫婦での家事のシェアが上手くいかなくて悩んでいませんか?
そんな時は、最近話題の「パラレル家事」を試してみてはいかがでしょうか。
家事を頼まれたが何をしていいのか分からないという旦那さんの戸惑いも、家事の負担が大きいという奥さんの不満も解消できて、家事の効率までアップするなどたくさんのメリットがある家事のシェア方法です。
【夫婦で家事を同時並行!?パラレル家事とは? 目次】
パラレル家事とは?
パラレル家事とは、「並行(パラレル)」して家事を行う方法のことです。
奥さんが家事をしている間は、旦那さんも家事をするということなので、まずは「どちらかが掃除している間に、どちらかが食器を洗う」などやることを明確にしてから行ってみましょう。
家事を行うのは、1人よりも2人の方が当然早いですよね。
家事をしている間、旦那さんがスマホやテレビに夢中になっているとイライラすると感じていませんか?
自分は仕事や育児もして、さらに家事もしているのに、何もしていない旦那さんを見ると、不平等に感じてしまうものですよね。
家事の効率面だけでなく、奥さんの精神衛生上でもパラレル家事はおすすめです。
パラレル家事をする際のコツ
無意識にパラレル家事を実践している方もいらっしゃると思いますが、家事シェアが上手くできないという方は、パラレル家事を行う上でのコツをご紹介していくので、実際に試してみましょう。
・やらなきゃいけない家事をリストアップ
夫は家事と言われても、何をしたらいいのか分からない場合が多いもの。まずは、やらなきゃいけない家事のリストアップから始めましょう。リストは、夫婦で作成することがおすすめ。旦那さんにも家事への当事者意識を持ってもらうためです。
・家事分担では無く同じゴールを目指す
家事のシェアでは、つい「旦那さんに何をやってもらいたいか」という家事分担ばかりに目が向いてしまいがちですが、本来目指すべきはいかに効率的に「どんな状態を目指すか」ということです。「◯時に出かける」「子どもを寝かしつける」など、目標を共有しましょう。
パラレル家事が目指すのは、それぞれが割り振った家事を終わらせることではなく、協力してゴールへ到達することです。
例えるなら「子どもを保育園に送る」ことをゴールとして、そのためにやるべき家事を2人で終わらせていく、と考えると分かりやすいかと思います。
「自分のタスクが終わったから完了」ではなく、より早くゴールへ向かうためには何をすべきか考えられるようになると思います。
パラレル家事のメリットとは?
パラレル家事は、紹介してきた通り「効率を重視した家事シェア」の方法です。
夫婦で同じゴールを設定し目指すことで、無駄な時間や手間をかけることなく、効率的に家事を終わらせることが可能です。奥さんの「自分だけ家事をしている」という不満も解消されますね。
ですが、メリットはそれだけではありません!
他にもさまざまなメリットがあるのでご紹介していきます。
・信頼関係が築け、コミュニケーションが増える
パラレル家事は、夫婦で協力しないと成立しません。
最初は難しいこともあるかもしれませんが、お互いに同じ目的に向かうことで徐々にサポートしあえる関係になると思います。
夫婦ともに「言わなくても分かってほしい」ではなく、積極的にコミュニケーションをとることが重要なので、パラレル家事を行っているうちに自然とコミュニケーションが多い家庭になれると思います。
・お子さんに協力する「仲の良い夫婦」の姿を見せることができる
子どもは親の背中を見て育つと言いますが、夫婦で家事をする家庭であれば、お子さんも自然とそれが当たり前だと思い、成長してくれるはずです。
お子さんにパパもママも家事をするのが当然という意識があれば、将来、協力しあえる家庭を築くことができると思います。
・奥さんがいざというときでも安心
奥さんが風邪で寝込んでしまったり家事ができない状態になることもあると思います。
その際、家事をほとんどやったことのない旦那さんは、何をしていいのか分からず、奥さんも、不安で休めないと思います。
ですが、日常的にパラレル家事を実践していれば、そんな心配も必要ありません。
奥さんがゆっくり休んでいても旦那さんがしっかり家事を行ってくれると思います。
パラレル家事まとめ
パラレル家事は、夫婦で同じゴールを目指して家事のシェアをすることで、効率がアップするだけでなく、より良い家庭を作り出せます。
パラレル家事も、家事をしない旦那さんには、最初は難しく感じるかもしれません。
徐々に慣れていくことで、旦那さんも何をするかが見えてくるようになるはずです。
旦那さんは、パラレル家事で家事を早く終わらせて夫婦の時間を作ってあげてみてはいかがでしょうか。
また、夫婦ともに忙しく余裕がない場合には、家事代行サービスなどを上手に利用しましょう。
家事は奥さんの担当、といった価値観にとらわれずに、それぞれに合った家事のやり方で上手に家事をシェアしていくことが大切です。