前回より、ペットと一緒に暮らしている時の掃除のやり方やテクニックをご紹介していますので、その最終回です。
エアコンなど空調の掃除も小まめに
夏の暑い日、冬の寒い日にペットのためにエアコンをつけておくというご家庭も多いと思います。
結論から言うとこの方法はオススメで、ワンちゃんやネコちゃんは人間と比べて汗をかく量が少なく、そのため体温調節が苦手とも言われています。
そんなわけで過度に暑い日や寒い日に自宅でもエアコンや、また花粉が多い日や埃っぽい日には空気清浄機なども更にかけてあげるといいでしょう。
但し、そうなってくると空調類のメンテナンスも大事でペット達の細い毛などもフィルターに溜まりますし、それ以外にもエアコン内部で結露が発生し、そこからカビや汚れなどの原因にもなったりします。
こんな状態のエアコンを使い続けるなんて人間やペットの健康にも良くありません、定期的な掃除が必要になってきますね。
ということでフィルターの掃除をする頻度ですが、夏場や冬場など頻繁に使う時期には2週間に1度程度の掃除をお勧めします。
こうしてフィルターの掃除は一般家庭でも可能ですが、 内部に付着したカビなどの雑菌の清掃は、 機械を分解して行う必要があるためご家庭では難しいと思います。
そこでこういったものもエアコンのメーカーや、プロの業者にお願いして清掃を行ってもらいましょう。
こちらも年に一度くらいで良いと思います。
部屋の隅っこ高いところも掃除を
動物というのは、物の隙間に隠れると安心するという野性時代からの先祖の名残があるようで、ペット用のワンちゃんやネコちゃんもカーテンレールの下、タンスの隅っこなどの隙間に身を隠しまったりすることも多いようです。
さらに猫になってくると、天井の柱や高い所にも登って休んだりしますので、日頃からそういった部分の掃除も心がけてあげましょう。
やり方はハタキかけるか、おしぼりなどの使い捨ての掃除道具でさっとふき取るのがオススメ、高いところの清掃などは男性のパートナーなど背の高い人にやってもらいましょう♪
後は部屋の隅っこにありがちなコード類がたくさんまとまって埃が積もっている箇所なども、猫がホコリを吸い込んだりコードに間違えて噛みついたりなど、火災の原因になったりという恐れもありますので、こういったコードなどでホコリが溜まる前にこまめに掃除をし、出来ればペットが触れられないように安全な状態でまとめておきましょう。
こういった感じで、 ペットが普段よく行く場所といった視点で掃除をする場所を考えたりすることもペット達の健康のためにもなります。
ペットの匂い対策にはアロマスプレー
ペットの暮らしているともう一つの課題が部屋にこもってくる臭いです。
特にトイレの後など、そういった後に、部屋にアロマスプレーを吹きかけておくと臭いの原因対策にもなります。
ただし、注意が必要で人間がいい匂いと感じる=ワンちゃんやネコちゃんもいい匂いと感じるという場合ばかりではないそうで犬や猫にも好みの匂い、苦手な匂いというものがあるそうです。
ということでアロマスプレーをかけてみて、もしでペットが不快な反応をするようであればそのアロマを使用するのはやめておきましょう。
あと大事なことですが、ペット自体にアロマスプレーを振りかけるのは絶対にご法度ですのでやめておきましょう。
ペット用のトイレの掃除の仕方
ペットを飼っている場合はほとんどの場合、お部屋の廊下などにペット用のトイレを置いていると思います。
このトイレもキチンと清潔に保ってあげるのもペットの健康のために大事な事です。
飼い主が思っている以上に、実はワンちゃんやネコちゃんはトイレ空間の清潔さにこだわっているところがあり、 例えばペットシートに一度おしっこをするとその部分は絶対に足で踏まなかったり、猫砂やシートなど、トイレ用の材質によっては気に入らずに、トイレ以外のところで 排泄をしてしまうこだわりっぷりを見せるペットもいるそうです。
ということで一度でも排泄をしたら基本的にペットシートならすぐ取り替える、猫砂だったらその砂の部分はちゃんと捨てる、そしてトイレのケース自体も月に1回は水洗いしてあげましょう。
ペットのベッドも清潔に
室内犬や猫ちゃんの場合、ドーム型やソファー形のようなベッドも用意していると思います。
こちらもペットが1日を長く過ごす 場所であるため(特に猫)、皮脂、汗などが付きやすく、 放っておくとダニや悪臭の原因にもなります。
そこで、 ベッドもカバーを外して丸洗いがおすすめなのですが、 ペット用のベッドは意外とカバーを取り付けるのが面倒だと聞きます。
そこでオススメなのが大きめのバスタオルをさらに上からカバー代わりにかけておき、 そうすることで、 そのタオルを交換して洗ってあげればペットの寝床も簡単に清潔に保てます。
その代わり、ワンちゃんの場合はそのタオルを暇つぶしに噛んで食いちぎることもたまにあるので数枚余裕をもって用意しておきましょう。