家事を行う際に1日の中でかなりの時間を立ち寄る機会の多い場所、それが“台所”です。
今回はそんなキッチン、つまり台所周りの掃除の事についてアレコレと小技やコラム的なお話を語ってみたいと思います。
そもそも台所が汚れやすい”理由”とは?
家の中にある部屋という部屋は、ふだんから生活していれば何かしら少しづつ汚れて来るのが当たり前ですね。
しかし、そんな中でも台所はひときわ汚れるスピードと深刻さが他の部屋よりも頭一つ秀でて早くて激しいイメージを感じています。
例えばガスコンロの周りならともかく、押し入れや寝室がのようにギットギトに汚れて「掃除どうしよう…」なんて事はまずありませんよね?
なぜキッチンはこんなに汚れやすいのでしょう?
その理由として、油と水と食品を扱う、という点が挙げられます。
例えば、今日のお昼に焼きそばを作ったとします。
まずキャベツ等の野菜を刻みますね。
その際にまな板から野菜の切りカスがこぼれ、キッチン周りや床にこぼれます。
次にフライパンで今刻んだ野菜と焼きそばを炒めます。
その際に油を引き、焼きそばや具材をかき回すように炒めます、その時にも少量の油や野菜、またはソースがはねてコンロの周りに飛び散ります。
…と、これらを気付かずに放置しておくと、やがてその油や食材の成分が腐敗や乾燥し、そこにこびりついて汚れになります。
そういった理由等から台所周りは他の部屋に比べて早く沢山汚れやすいと考えられています。
ちなみに水垢などの汚れは”酸性”なので、クエン酸などの洗剤がキレイに落ちます。
一方ぬめりなどの油質汚れは”雑菌”が繁殖している原因もあるので、アルコールやエタノール系の洗剤かキッチン用の漂白剤などがきれいに汚れを落とせます。
排水溝のぬめりの防止に”アルミホイル”
台所のステンレスの流し場はほおっておくとだんだん黒いぬめりのような物ができて来て、ぬるぬると気持ち悪くなってきますね…。
定期的に掃除すれば済む話ではあるのですが、この”ぬめり”をある程度を防止する方法があります。
それは流し台の排水溝の中に”アルミホイル”を入れておくという方法です。
やり方としては、アルミホイルを丸めるかドーナツ型にして排水溝に入れておきます。
すると流し場を使っているうちにアルミホイルと水の科学反応で金属イオンが発生し、その成分がぬめりを起こしにくくなると言われています。
但し、1ヶ月ほど置いておくとそのアルミホイル自体が黒く汚れて効果が弱くなってきますので、色が変わったら交換しましょう。
元祖激落ちくん!?アクリルたわし
水回りの掃除にたわしを使う場合が多いのですが、スポンジたわしよりナイロンたわしを使うと持つと得なことが多かったりします。
例えば洗剤なしで水だけでぬめりが取れたり、スポンジと違って長く使っていてもたわし自身にもぬめりがつきにくい構造になっています。
流石にこんな便利なナイロンたわしでも、汚れたまま放置しておくと劣化してきます。
なので使った後は”重曹”を溶かした水などで洗って干しておくとかなり長持ちします。
台所の近くにクイックルワイパー
クイックルワイパーを始めとした、”伸縮できるデッキ”がついた、掃除する面だけ使い捨てのペーパー状の便利なモップが出ています。
こちらを台所の流しの近くに置いておくと、ちょっとした水をこぼした時にすぐに拭き取れたりするので便利で安全です。
小さいお子様やお年寄りの方がご家庭に居る場合は、フローリングに溢れた水は放置されているとうっかり踏んで滑り、転倒の原因になったりします。
台所周りの濡れた床は放置せずすぐにこういったものでふき取っておきましょう。
三角コーナーの消臭に”コーヒー”
もしご家庭でドリップコーヒーを飲まれている方は、残りのコーヒーのかすは棄てずに取っておくといいことがあるかもしれません♪
例えは三角コーナーの中に入れて消臭の効果を出したり、という使い方です。
まず、味を楽しんで使い終わったコーヒーの引いた豆のかすを乾燥させておきます。
サラサラになったらそのままの状態で朝三角コーナーを掃除した後で入れておく と消臭の効果があります。
最近ではひとコーヒー1杯分づつ、引いた豆がフィルターの役割もするパックに入った手軽に飲めるタイプの物もでていますが、ああいうものの場合なら袋を破かずにそのまま乾燥させて使う時にだけ袋を破いて三角コーナーに入れるという方法でいいと思います。