今回のテーマは“和食”です。
一般的なご家庭の料理、または高級な料亭、そして最近では安いお店だと吉野家の牛丼、やよい軒の焼き魚定食など、色々なところで和食を味わえる時代になりました。
本日はそういった日本古来の調理法、食べ方で味わってきた和食を”こういう食べ方もある”または”こういうお得な作り方もある”。
そういった“裏技”をスポットにレシピやお話をしていきたいと思います。
“高級な松茸の味”を経済的に腹いっぱい味わう裏技
秋の味覚の代表”松茸”ですが、八百屋やスーパーに行けば値段もピンからキリまで、安いものなら1000円前後で買えますが国産の高いものになってくると一本で飛び上がるほどの枝値段で売られている場合もあります。
もし一度でいいから”高級な松茸”を腹いっぱい味わってみたい…、という時にオススメの方法が、エリンギまたは安物の松茸と一緒にほんの少しだけ”高級な松茸”を混ぜて一緒に調理すると、全てのキノコの味が”高級松茸の味”に変わってしまうという方法があります。
簡単にレシピだけ説明すると(松茸ご飯の場合)
用意するものは
お米
めんつゆ
エリンギ(または安い輸入物の松茸)を大量
そして国産の味や香りの良い松茸を”1本”
です。
あとは”一般的な松茸ご飯”と同じように、この全てのキノコを食べやすいように薄く切ってお米やめんつゆと混ぜてあげて炊けば出来上がりです。
松茸というのは一緒に煮込んだキノコ類を全て”松茸の風味”にしてしまうほどの影響力があり、そのため高級な香りの高い味わいの強い松茸を混ぜて調理すればその他のエリンギなどのキノコが全て同じ松茸の味になってしまうのです。
もちろん厳密に言うとこれは高級の松茸は一本だけで、他は安物のキノコを食べていることにはなるのですが、味わいとしては申し分ないので、もし高級松茸を腹一杯食べたい…、気分だけでも…!と思う方はこういう方法を試してみてはいかがでしょうか(笑)
日本の味”梅干しのスープ”
スープと言えば、海外ならコンソメ、ポタージュ、日本でも味噌、しょうゆ味色々ありますが、その日本を代表する食材の一つの“梅干し”でスープを作る方法をご紹介します。
用意するものは
梅干し
和風だし(いりこやあごだし等)
鶏がらスープの素
ねぎ
ごま
です。
- まず梅干しの種を取り”梅肉”だけを味噌汁のお椀ぐらいの器に入れておきます。
- 次に小鍋に水でお湯を沸かし和風だしと鶏がらスープを1:1ぐらいの割合で入れてスープの下地を作ります。
- ひと煮立ちしたら刻んだネギを加えます。
- それを先ほど梅肉を入れておいたお椀に入れて軽くかき混ぜ、お好みで”ごま”を入れれば出来上がりです。
ちなみに最近ではS&Bのメーカー等で“チューブに入った梅肉”などが販売されていますのでこちらを使ってもOKです♪
知る人ぞ知る有名な”おつまみ揚げそば”
そば、いわゆる”麺類”を揚げた料理があります。
一般的にはパスタやラーメンといったものを油で揚げてスナック菓子風のおつまみにして出しているお店は多いですが、例えば関東地方に多いのですが夜は居酒屋も兼ねている昔ながらの蕎麦屋では、お酒のつまみのメニューとして“揚げたそば”を出しているお店もあるそうです。
ざっくりの作り方を説明しますと、まずそばを茹でてざる蕎麦や盛りそばにして出せるような状態にしておきます。
そして水気をよく切ったものを5cmくらいの大きさに短く切り、あとは一般的な”素揚げ”のように油で揚げれば出来上がりで、これに塩をさっと振りかけて食べるのが美味しい食べ方のコツです。
これは元々はそば屋で仕込んでおいた余ったそばを何とか有効活用できないか、として考えなされたメニューだとも言われています。
ちなみに生野菜のサラダなどにもトッピングしても美味しく食べられ、 まさに”ベビースターラーメン”のそばバージョンといったメニューです。
“焼き貝”の磯辺巻き
貝と言っても、しじみやあさりのように比較的小さいものから、ホタテ、牡蠣、 はまぐりと言った大きめの物もあったりします。
そんな貝を焼き海苔で巻いて食べる方法を1点ご紹介します。
用意するものは
貝(上で挙げたように種類は何でもOK)
焼き網もし(IH の場合ならフライパンでも OK)
醤油
焼き海苔
です。
- まず焼き網で貝を焼きます。
- そして十分に火が通ったら貝の身を取り外し、醤油を垂らし海苔を巻いたら出来上がりです。
フライパンの場合は貝を殻から外して身を焼くと簡単です。
よく正月に食べるお餅で磯辺巻きと言って醤油と海苔で巻いて食べるものがありますが、あれを貝にしたイメージです。
“魚の塩焼き”をパサパサしないで焼くコツ
サバ、アジと塩焼きが定番の魚がよく出回っていますが、ご家庭で焼いた時にどうもパサパサするな…?と感じる時には、焼く前に片栗粉をまぶして焼くという方法があります。
そうすることで魚の身がパサパサせず美味しく焼きあがります。
特にフライパンでソテーする場合にオススメの調理法です。